踊りませんか? 社交ダンスの世界【電子書籍】[ 浅野素女 ]
今回紹介する本は、浅野素女著「踊りませんか?-社交ダンスの世界」
社交ダンスをやっている人には是非読んでほしい本です。
社交ダンサーにおすすめのポイント
本書では社交ダンスのボールルーム5種、ラテン5種それぞれの歴史やルーツを丁寧に解説されています。
それぞれの種目の歴史やルーツを知ることで、そのダンスへの理解や解釈はより深くなります。
そうなることで、踊り自体もより深みのあるダンスになっていくことができます。
元々どの国のダンスで、どのような変化を経て今のダンスになってきたのか。意外と知らないことばかりですごく勉強になりました。
あらすじ
社交ダンスは、男女がカップルで踊る。そこがおもしろさであり、同時に難しさでもある。長い歴史をかけて、さまざまな民族の歴史が混じりあい、互いに影響しあい、今日の型に洗練されてきた。本書では、ワルツ、タンゴ、サンバなど、モダン五種・ラテン五種それぞれのルーツと特徴を紹介しながら、ダンスの裏に秘められた歴史や文化を解説する。町の小さなダンス教室に生まれ、踊ることの楽しさを身近に見て育った著者は、現在、ダンス文化が日常生活に根づいているパリに暮らし、フランス人の夫とともに社交ダンスに熱中している。自らの体験談を織り交ぜながら、「人生をゆたかにする」社交ダンスの魅力と奥深さについて熱く語る。
「BOOK」データベースより
まとめ
既にダンスを嗜んでいる方は、本書を読み進んでいくと自分が踊っている動作の意味を深く理解できる。
何気なく踊っていたステップも元来そのような意味があったのかと驚くことが多かった。
最後に僕がこの本で一番心に残った文章を引用させて頂きます。
社交ダンスのもっとも当たり前のことなのだけれど、ついつい忘れがちなことです。
自分一人の踊りでは自分だけで完結してしまうが、ふたりだと、自分以上の力を引き出してもらうことも可能だし、自分が相手の力をカバーするような場合もある。奪い合うのではなくて、与え合うことで、踊りが2倍にも10倍にも楽しくなる。
P32